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宮代NOWの雑記帳

埼玉県宮代町の住人が吐露する日々思うことや出来事
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(震災余話 3) 建替えに向けて 

家の倒壊に心配しながら老後を生きるよりも、心配を少しでも少なくして、慎ましやかな老後を・・・。

そんな思いで、建替えに向けて住宅展示場めぐりを開始した。

だが、数箇所行っただけでギブアップした。

あまりにも実態とかけ離れた展示場住宅の数々。

こんな住宅を建てたのでは、慎ましやかな老後どころか、老後の生活設計すら立てられない。

夢のような展示場住宅で客を呼び、情報を収集するのが目的なのだろうが、それにしても・・・・。

二、三箇所の住宅を見て、販売員が一生懸命説明してくれるが、話は右から左。

「いったい、いくらで建つの?」

それが知りたいのに、なかなか返事が来ない。

わかりますよ。屋根、壁、床、どんな材料を使うかによって価格が大きく違ってくるということは・・・。

「この材料を使ってこの大きさならこれくらいから」「この材料を使えばプラス○円」「ここを変えればプラス○円」「ここを変えれば、構造的に良くなります。この材料はデザイン性に優れています」という返事を期待するのだが・・・・・。

「当社のこの工法はここが優れていて・・・」「これからの時代はここがポイントですよ」と、私の懐具合では手も出そうにない家の特徴を延々と説明してくれる。

辟易して退散しようとすると「もうお帰りですか。この家の特徴はこちらにもありますので・・・」とまた説明を始める。

これが数回続くと、住宅展示場嫌いになる。


だから、ネットで検索して・・・・。

ネットの方も各社それぞれ工夫を凝らしている。

だが、なんとなくは分かるが、「いったいいくらで建つの?」の疑問にはほとんど答えてくれない。

答えてくれるのは低価格を売りにしているところだけ。

さて、困った。


こうなったら、あたって砕けろ。希望に合う住宅メーカーを決めて直談判。
そのためのメーカー選びを進めてみる。

こちらの思いは、耐震性に優れた「揺れる住宅(?)」からの脱却。

いまどきの住宅はそんなことはあたりまえ。

次いで、「エコが見える住宅」

これも、あたりまえ・・・かな。

次いで、快適な居住空間

これは、好みの問題でもあるので・・・・・。


こう取り上げてみると、どこのハウスメーカーのパンフレットに載っていることばかり・・・・。

要はどこのハウスメーカーでも良いということではないの????


振り出しに戻った。

そんなことを思いながら、ウェブ検索していると・・・・。

トヨタホームの名前が目についた。

「あの、トヨタは家も造っていたの」

恥ずかしながらはじめて知った。

設立が2003年。まだ、新しい会社? いえいえ、現在の体制になったのが2003年。スタートは1950年にさかのぼるそうだ。


トヨタの車が「移動する快適居空間の創造」であるとするならば、トヨタの家は「地にしっかりと着いた堅固で快適な居住空間の創造」なのでは・・・・、と勝手に思い、関心を持ちながらウェブを読み進んだ。
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(震災余話 2) 改修か建替えか 

耐震診断で、「0.49 倒壊する可能性が高い」と診断された我が家。

予想はしていたが、実際に診断結果を見せられると、このままではいけないとの思いが一段と強くなる。

自宅が倒壊して、自分が被災する分には、自業自得だから諦めがつく。

しかし、我が家が倒壊することで、道路や逃げ道をふさいで、近所や周りの住民に大きな災害をもたらすことは避けなければならない。

「倒壊する可能性のある住宅なのでは・・」と、うすうすは分かっていても、診断を受けるまでは、「もしかしたら、倒壊を免れる可能性があるのでは・・・」との思いがあったが、診断数字をみせつけられると・・・・。かすかな思いも消える。

「倒壊する可能性が高い」と診断されて、手をこまねいているわけには行かない。


改修するか 建替えるか

いずれにしても大きな出費である。

改修するとすると、「現状のまま耐震補強工事を行なう方法」と「2階部分を取り除いて耐震を強める方法(減築)」が考えられる。

宮代町から最大50万円(一般の場合)の補助があるとはいえ、いずれの改修工事も大きな出費を覚悟する必要がありそう。

宮代町の資料によると最安は92万円、最高は750万円。平均は230万円とのこと。

我が家の場合、外壁や内装、その他ベランダ等20年近く何もしていないので、それらも一緒にやるとなると相当にかかりそうだ・・・・。


「耐震改修工事って、上だけでしょう。基礎はそのままなんでしょう」と妻。

東日本大震災で、宮代町の隣町・久喜市で住宅地の液状化が発生し一部被害をこうむった家もあった。

上だけ耐震になっていても、地面がへこめば・・・・と、心配は尽きない。


我が家の周りで、新築の建売が建設されているが、いずれも杭を打ったり、地盤改良を行なったりと、基礎部分にも目を向けた工事が行なわれているようだ。


「風が吹いただけで、揺れるような家を補強しても」と妻。

完全に信頼を失った家を改修しても「安心」は戻ってこない。

大きな、大きな出費となるが、建替えよう・・・・・。


老後(もうすでに年金世代だが)は大丈夫か。
うーん。悩む。

(震災余話 1) 0.49 倒壊する可能性が高い 


埼玉県宮代町に我が家がある。昭和55年6月建てられた木造の二階屋。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災。宮代町の震度計は震度6弱という埼玉県で最大の揺れであったとの記録を残した。

宮代町が平成23年3月13日現在でまとめた被害状況によると
○死傷者 …無し  火 災 …無し
○民家の被害等
 建築物被害 屋根瓦のずれ・落下・破損等 …421件
 ブロック塀被害 傾斜、倒壊、亀裂、落下  …3件
 門扉の傾斜 …1件
 その他1 …9件
○公共施設等の被害状況
 道路等 道路と橋の接続部の段差等 …44件
 公共施設(集会所など)屋根瓦の破損等 …20件


我が家も大きく揺れた。

屋根瓦がずれ、一部破損、壁の一部にクラックが出来た。
だが、倒壊はなかった。


埼玉県や宮代町では「食料等の備蓄も大切ですが、命を守る住宅の耐震化は重要なポイントとなります」と、建物の倒壊を防ぐ耐震改修工事や建て替えを促すため、「耐震診断」の受診を推奨している。

宮代町では、耐震診断の診断料の一部を助成する制度を進めている。

助成を受ける要件は
① 町内の所在する地上2階建て以下の木造建築物であること
② 昭和56年以前に建築された建築物であること
③ 過去に、この補助制度を利用していない建築物であること
④ 「宮代町耐震診断士及び耐震改修工事店登録事務要綱」に基づき登録している耐震診断士が行うこと
⑤ これから耐震診断の実施を考えていること

我が家はこの要件に合致するので助成を受けて「耐震診断」を受けてみることとした。

「宮代町耐震診断士」のM氏に診断を依頼した。

診断費用は建物の大きさ等やその他の条件等で様々なようだが、我が家の場合は10万円超とのこと(助成が一般には「5万円を限度に診断費用の2分の1の範囲内で」うけられるので、我が家の負担は実質5万円超となる)。

建築時の「建築確認通知書」が手元にあったので、これを提示して診断をお願いした。

2回ほど、建築士や建設担当者らが来訪して詳細な調査を行なった。
外回りは無論のこと、家屋内や天井裏、床下、壁の状況などを写真を撮ったり測ったり・・・。

その結果がこのほどまとまった。

それによると、
外部調査では「東面に外壁のクラックが見られる」が、外壁、屋根、軒裏の状況は良好、基礎部分にもクラックはなく良好。
内部調査では、一部床の沈下が見られるが、小屋浦、天井裏、床下の構造材など良好

と、ここまでは、ほとんど問題なし。

だが、

「一般診断法」(壁を主な耐震要素とする住宅が対象の診断方法)によると
1階のX方向が0.49 Y方法が0.49 2階のX方向が1.00 Y方向が0.98
(1.5以上で倒壊せず、1.0~1.5未満で一応倒壊しない、0.7~1未満で倒壊する可能性がある、0.7未満で倒壊する可能性が高い)

つまり、我が家は「倒壊する可能性が高い」ということ。

「昭和56年以前の建物で1.00を超えるものは少ない」とは聞いていたが、ちょっと低いように感じられる。

余震などで揺れに敏感になり「強い風が吹くとこの家は揺れる」という妻は「やっぱりねー」とばかりに家屋への不信感を増幅させる。

さてさて、どうしよう。


宮代町では、耐震改修工事や建替え工事への助成も行なっている。

その要件は
① 町内の所在する地上2階建て以下の木造建築物であること
② 昭和56年以前に建築された建築物であること 
③ 耐震診断の結果、耐震評点が1.0未満の建築物を、耐震評点1.0以上となるような上記「対象工事」であること
④ 工事費用が30万円以上であること
⑤ 過去に、この補助制度を利用していない建築物であること
⑥ 改修工事の場合、「宮代町耐震診断士及び耐震改修工事店登録事務要綱」に基づき登録している耐震改修工事店が行うこと(※ 建替え工事の場合、業者の指定はありません)

自然の切り売りと自然保護 

自然と人間の関係は・・・・。

3.11で、人間は自然をコントロールあるいは、その摂理に改変を加えることの出来ない、全く能力のない自然に翻弄される万物の霊長であることを思い知らされた。つまり「万物の霊長」という思い上がりに鉄槌が下されたのである。

それを受けて、まともな「万物の霊長」なら、反省し、考え直し、己の立場に思いをいたすべきであると思う。

にも関らず・・・・。

自然の中で、人間はどうあるべきか、どう関りあうべきか、それを考え、その折り合いを探るのが自然保護団体に課せられた使命だと思うのだが・・・・。

埼玉県南埼玉郡宮代町では「グリーンツーリズム」なる言葉が、我が物顔に闊歩している。

「自然あふれる宮代町」、「その宮代町にどうぞおいでください」というわけである。

その目玉の一つとして以前から行なわれていたが、今年も「ホタル」を放流し、人を集めたらしい。

「ホタル=自然が豊か」を演出し、ノスタルジーをくすぐりたいらしいが、放流すれば毒ガスをまかない限り、ホタルは飛ぶのであって、豊かな自然とは全く関係ない。

逆に、氏素性もはっきりとしないホタルの放流は自然界の摂理の破壊であって、保護活動ではない。

これを行ったのが、自然保護団体と言うのなら、即刻、その看板を下ろすべきだろう。

ところが、何百人集まったから大成功だったとの評価となるのだろう。昨年もそんな、評価だったようだから。

その発想は「グリーンツーリズム」に繋がる。

自然保護団体が、自然のあるべき姿を考え、そのために活動するのではなく。人集めのために自然を切り売りする。

そして、その自然を維持しているのは私たちの団体だと声高に叫ぶ。

当然、町としては人を集めてくれる集団だから利用し、お金も出す。

町を有名にしてくれるなら、自然がどのように利用され、切り売りされようとお構いなしなのである。

自然保護団体という御墨付き団体の活動なのだから・・・・という理由で。


こうしてみてくると、どこかで、聞いたような・・・・。

そう、原子力村とよく似ている。


自然保護の名の下に切り売りされた自然はもう戻ってこない。

自然と人間の関係を真摯に考えないと・・・。「蛍が飛べば自然豊か」を見直さないと・・・。

ツバメ観察 

このところ連日、ライブカメラの映像とにらめっこである。

ネット上にはスチール映像を10秒ごとに自動アップロードしているが、パソコン上にはライブ映像が映し出されており、その映像を見ながら想像を膨らませる毎日である。

これまでは、抱卵期間だったので、さほど代わり映えしない映像とにらめっこしていたが、

ヒナの誕生を迎え、親たちの動きも激しくなった。

特に、ここ数日は、ヒナが生まれるのをサポートし(卵の殻を破って出てくるのを助け)たり、生まれたヒナに餌を運んできたり、まだ誕生していない卵を動かしたり温めたり、生まれたばかりのヒナは裸なのでこれを温めたり、さらには生まれたヒナは糞をして巣を汚すので、その掃除をしたり、様々なことを一緒にしなければならない。

無論、片方の親だけでは無理、オスとメスがうまく連携しながらそれらをこなす。

時には、巣の外に、カラスなどの外敵が現れたり、他のツバメがちょっかいを出しについてきたり、これらを排除もしなければならない。

オスとメスがうまく連携しないと、生まれたばかりのヒナがほって置かれて、健やかに育てなくなる可能性もある。

そうしたことを、考えながら、ライブカメラの映像を見ていると、それぞれの行動が、非常に興味深い。

まず、わかったことは、巣の管理の主導権はメスにあり、すべての行動はメスが主で、オスはそのフォローに回る。
一方、巣の外のことはオスが主導権を握り、メスはサブに回る。

抱卵からヒナの世話まで、すべて、メスが仕切る。オスはメスがいなくなったときだけ巣を温める。
オスは、巣に近づくときは必ず、短い鳴き声をあげて、連絡する。
だが、メスは巣に入るとき、連絡する声がないときもある。

ただ、巣の中でヒナが誕生し、餌をあげるときは、メスもオスも連絡の鳴き声をあげる。
特に、オスは誕生したてのときは、餌をやる最中も鳴き声を上げ、ヒナに、その声を記憶させているようにも思われる。

ところで、巣の外に外敵が現れる等異変があったときは、オスが、けたたましい鳴き声をあげながら、外敵に立ち向かう。と、メスも巣を離れて、オスに加勢する。さらには付近のツバメたちもやってきて、外敵に攻撃を加え、退散させる。

そした、その後、最初に巣に戻るのはオス。巣に異変がないことが確認されると、メスが戻ってきて、オスと替わって、通常の態勢に戻る。

これは、外敵が現れたときばかりでなく、地震などなにかの異変があって、メスが巣を離れざるを得なくなった後も、最初に巣の状況を確認するのは、オスである。

まだまだ、興味深い動きがあるが、おいおい記載していきたいと思う。
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