宮代NOWの雑記帳

最後まで残された構造物、門。これに重機が入り、またたくまに消えた。



3.11の東日本大震災にも耐えた門や塀だが、重機の前にはあっけなかった。



壊してみると、色々な問題点も出てくる。



そんな問題にも細心の注意を払いながら解体作業を進めなければならないのだから、大変な作業である。



家というのは、見栄えを良くするために、さまざまなお化粧を施している。そのお化粧をはがす作業が解体だとすれば、解体は素顔を現す作業ともいえる。醜い顔、楽しい顔、素敵な顔、「へー、こんな素顔だったの」という顔、色々な顔見えてくる。



我が家の素顔は？？？　じっくりと聞いてみたいが・・・・。怖くもある。

本日は日曜日。作業員の休養日。回りの人も休日にうるさい音では・・・、ということで、完全休養。

この時間を利用して、現場では、工事用電源を引くための電柱が設置された。



本日の報告は以上。

「株式会社クワバラ・パンぷキン」の解体作業は実に丁寧である。



いよいよ、基礎部分の解体に入ったのだが、



基礎に埋め込まれた捨石一つ一つまで手作業で拾い集めるのである。



そして、基礎が取り払われた跡は、



畑かと思われるほど綺麗なのである。



作業員の連携もすばらしく、見ていて飽きない。



褒めちぎるのもなんだからと欠点を探すが・・・・。私には発見できなかった。
感心するばかりである。

解体工事が始まって14日目。2週間が過ぎて、我が家はついに土台のみとなった。



午前11時過ぎ、最後の木材がトラックに積まれ、我が家を形作っていた木材はすべてなくなった。



徹底した、分別によるリサイクル率75％以上という、「株式会社クワバラ・パンぷキン」の作業は見事。
手壊しと機械作業によって、金属、木材、石等、紙、ビニール製品と徹底して分別していく。
このため、今日現在、現場から完全に木材が消えた。



木材の解体終了を受けて、建物を囲っていた足場等を撤去。


視界が大きく広がった。

前日に続いて解体が続く。



台風がやってきている。風が強くなる前にと急ピッチの作業。



それにしてもプロの作業は手際が良い。



3人のプロがそれぞれの持ち場で、技を競う。見ていても気持ちが良い。



そして、午後4時過ぎ。我が家は消えた。