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宮代NOWの雑記帳

埼玉県宮代町の住人が吐露する日々思うことや出来事
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臭いものに蓋 

加齢臭がひどくなると、これに蓋ができないものかと考えてしまう。

でも、部屋に閉じこもっているわけにもいかないので、他の人には迷惑だろうが出かけていかざるを得ない。

ことほど左様に人間というもの、「臭いものには蓋」をしたがる。

その蓋を開けようとするものがいると「余計なことをしやがって」と白い目で見られることになる。

だが、臭いものに蓋をすると、表向きはなんでもないように見えるが、中は確実に腐る。

蓋をとってかき混ぜると、発酵することにより新たな機能をもったものが生まれたり、有用なものに変化することが多い。

臭いものを明らかにしてかき混ぜることは一時的には臭気などで混乱するが、前向きな処理である。

これは、危機管理に通じる。

危機(臭いもの)が発生したとき、蓋をすることに汲々とするか、すぐに明らかにしてかき混ぜ発酵に持っていくかでは、結果は大きく違ってくる。

マスコミしか情報入手手段のなかった過去ならいざ知らず、ネットなど情報過多時代の現在においては、蓋をしとおすことは極めて困難である。ネット情報は玉石混交、いや石が多すぎるとのマスコミからの情報操作もさかんではあるが・・・。

むしろ、蓋をしたことで内部の腐敗が進み、ネット情報などでツボが壊された時の、内外の状況の落差の大きで腐敗臭が現実以上に拡大されてしまう危険が高まっている。

企業等、特に大衆を顧客とする企業等では逸早くその状況に気づき、不良品の発生や社内コンプライアンスなどの危機管理への対応を整備し、蓋をすることなく迅速で的確な解決行動に力を注ぎ、危機をチャンスに変えていく向きもある。

しかし、公共性の高いところほど、臭いものに蓋の考え方は強く、その代表が東京電力ではなかろうか。

マスコミと密接な(もちつもたれつ)関係をもつ、官僚や政治の世界も同じような考え方が深く根付いているように感じられる。

我が宮代町は、臭いものに蓋の少ない町であると思っていたが・・・・。

どうも最近、解決したいのだが予算がなく、もろもろとの関係で解決を先延ばしにせざるを得ない。ついては、その間、蓋をしておいて・・・ということを耳にした。

予算とはいうが、要は、その問題に対するトップの重要度認識の問題であり、それを早急に解決する意思を持つかということ。つまりは、危機管理においてトップがその地位と権限の全責任において明確な決断を下す覚悟をしたかということではないだろうか。

それをやらないで、時間を稼ぎ、あわよくば・・・ということが、蓋につながっているように思う。

危機管理において、決断をくださず、蓋をすることほど、部下を腐らせることはない。そして、その腐れは周りに広がっていく。
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