忍者ブログ

宮代NOWの雑記帳

埼玉県宮代町の住人が吐露する日々思うことや出来事
HOME  >    >  [PR]  >  独り言  >  自然の切り売りと自然保護
[10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1

[PR] 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自然の切り売りと自然保護 

自然と人間の関係は・・・・。

3.11で、人間は自然をコントロールあるいは、その摂理に改変を加えることの出来ない、全く能力のない自然に翻弄される万物の霊長であることを思い知らされた。つまり「万物の霊長」という思い上がりに鉄槌が下されたのである。

それを受けて、まともな「万物の霊長」なら、反省し、考え直し、己の立場に思いをいたすべきであると思う。

にも関らず・・・・。

自然の中で、人間はどうあるべきか、どう関りあうべきか、それを考え、その折り合いを探るのが自然保護団体に課せられた使命だと思うのだが・・・・。

埼玉県南埼玉郡宮代町では「グリーンツーリズム」なる言葉が、我が物顔に闊歩している。

「自然あふれる宮代町」、「その宮代町にどうぞおいでください」というわけである。

その目玉の一つとして以前から行なわれていたが、今年も「ホタル」を放流し、人を集めたらしい。

「ホタル=自然が豊か」を演出し、ノスタルジーをくすぐりたいらしいが、放流すれば毒ガスをまかない限り、ホタルは飛ぶのであって、豊かな自然とは全く関係ない。

逆に、氏素性もはっきりとしないホタルの放流は自然界の摂理の破壊であって、保護活動ではない。

これを行ったのが、自然保護団体と言うのなら、即刻、その看板を下ろすべきだろう。

ところが、何百人集まったから大成功だったとの評価となるのだろう。昨年もそんな、評価だったようだから。

その発想は「グリーンツーリズム」に繋がる。

自然保護団体が、自然のあるべき姿を考え、そのために活動するのではなく。人集めのために自然を切り売りする。

そして、その自然を維持しているのは私たちの団体だと声高に叫ぶ。

当然、町としては人を集めてくれる集団だから利用し、お金も出す。

町を有名にしてくれるなら、自然がどのように利用され、切り売りされようとお構いなしなのである。

自然保護団体という御墨付き団体の活動なのだから・・・・という理由で。


こうしてみてくると、どこかで、聞いたような・・・・。

そう、原子力村とよく似ている。


自然保護の名の下に切り売りされた自然はもう戻ってこない。

自然と人間の関係を真摯に考えないと・・・。「蛍が飛べば自然豊か」を見直さないと・・・。
PR

COMMENT

Name
Title
Mail
URL
Message
Color
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret  チェックすると管理人にのみ表示されます。

無駄なことですか? 
まずは人口的にでもホタルを放流することで、ホタルを見てくれた人たちが、放流しなくてもよい環境を作りたいと思ってくれるのではないですか?
もう少し静かに見たい方のために、工夫も必要だとは思いますが。。。
これは自然の切り売りなのでしょうか?
akubi 2012/07/01(Sun)23:38:31 編集
Copyright © 宮代NOWの雑記帳 All Rights Reserved.
Photo by 戦場に猫  Template by katze
忍者ブログ [PR]